【安倍首相】自民党総裁の任期延長論が浮上 党内からは賛否両論

この記事は3分で読めます

2018年9月までの安倍晋三総裁(首相)の任期延長論が自民党内で浮上してきました。

 

来月上旬の内閣改造・党役員人事を控え、二階俊博総務会長や棚橋泰文幹事長代理が19日に相次ぎ言及し、先の参院選勝利で「安倍1強」が当面続くとの見方が支配的な状況の下、首相への忠誠を示すのが得策との判断が働いているとみられます。

 

『自民に総裁任期延長論=二階氏ら相次ぎ言及』・時事通信

 

–<記事引用>–

二階氏は記者会見で、任期延長について「あってもいい。余人をもって代え難しという状況が生まれてくれば、柔軟に考えることは検討に値する」と容認した。 党則で3年間と定めている総裁任期に関しても「党内のしかるべき機関で検討するのも一つの方法だ」と述べ、見直しを示唆した。
棚橋氏も記者団に「安定した長期政権が、経済の安定、国民生活の向上のためにはプラスになる」と指摘し、任期延長を支持する考えを表明した。

 

一方、昨年の総裁選で出馬を模索した野田聖子前総務会長は18日の会合で、「安倍首相も任期を守る人だから、必ず18年には総裁選をやる」と述べ、任期延長をけん制。これに対しベテランの二階氏らが延長論を打ち出したことで、党内で論争を招く可能性もある。

–<ここまで>–

 

『自民総裁任期延長論が浮上 「2期6年を3期9年に」…首相、五輪・改憲へ道』・産経新聞

 

–<記事引用>–

連続で2期6年までとなっている自民党総裁の任期を「3期9年」まで延長すべきだとの声が安倍晋三首相(総裁)の周辺を中心に党内で浮上してきた。 現行の党則や総裁公選規程に従うと安倍総裁の任期は平成30年9月まで。首相が招致に成功した2020(平成32)年東京五輪・パラリンピックを安倍首相のままで迎えるべきだというのが理由だ。首相の悲願である憲法改正に道筋をつけたいとの思惑も働いている。

 

昨年12月の衆院選で自民党が解散前の議席をほぼ維持したことを受け、今年9月の総裁選は安倍首相が再選される可能性が高い。首相の対抗馬とみられる石破茂地方創生担当相は1日、総裁選不出馬を示唆した。

 

28年夏には参院選があり、憲法改正の発議要件である3分の2以上の議席を与党で確保できるかが焦点になるとみられる。

 

総裁の任期延長は衆院選直後に出はじめた。

 

首相側近は「党則や総裁公選規程を改正して安倍首相の任期を延長し、『長期政権が視野に入る強い首相』をアピールすればいい」と発言する。3期まで任期を延長すれば、安倍首相は33年9月まで務めることができる。

 

町村信孝衆院議長も、町村派会長時代の昨年12月19日、記者団に対し「どこの(自治体の)首長も1期4年を3期、4期する。次回の総裁選のみならず、その後も可能な限り長くやって政治を前に進めることが、国民の期待することだ。首相は長くやったほうがいい」と語った。

 

ただ、谷垣禎一幹事長や二階俊博総務会長らは任期延長に慎重だという。別の党幹部は、安倍政権の長期化は「ポスト安倍」候補が育たない土壌を作ることにもなりかねず、「党の力を弱める。犯してはいけない禁じ手だ」と批判する。

 

総裁の任期は、15年9月に小泉純一郎首相(当時)が総裁に再選されてから、1期あたり2年から3年に1年延長された。郵政民営化を争点とした17年の衆 院選で自民党が大勝し、小泉氏の任期を1期延長すべきだとする意見が出たが、小泉氏は受け入れず、任期満了で退陣した。

 

一方、昭和61年の衆参同日選で自民党大勝に導いたとして、中曽根康弘首相(同)の総裁任期が特例で1年延長された。

–<ここまで>–

 

『ポスト安倍封じ二階派へ人事お返し』・日刊スポーツ

 

–<記事引用>–

★衆院の解散時期、憲法問題の発議へ向けての段取り、総裁任期問題と、実は自民党がこの2年間でクリアしないとならない問題がいくつかある。その整理のために、早々に流れを作る発言をしたのが、自民党総務会長・二階俊博の19日の会見だ。

 

★二階は18年9月までの党総裁・安倍晋三の任期延長について86年に任期満了間際に「死んだふり解散」といわれた衆参同日選を行い、圧勝した首相・中曽根康弘の例を持ち出し「安倍首相は中曽根元首相と同等、それ以上の活躍をしている」と評価。中曽根はその功績が認められ、任期を1年延長する党則 の改正が行われた。安倍政権で衆参4回の選挙にいずれも快勝している結果を前提に「周囲の政治情勢をみて、延長したほうがいいとまとまれば、それでいいではないか。余人をもって代え難い、という状況が生まれてくれば、対応を柔軟に考えることは検討に値する」と総裁任期の延長に言及し、前向きな見方を示し た。

 

★二階はその際に「党内のしかるべき機関で検討するのも1つの方法だ」と党則の改正も視野に入れるべきとの見方を示した。二階は昨年早々に安倍総 裁再選論をぶち上げて党内の流れを作り、消費税再増税の2年半の延期や衆参同日選見送りなども、早いうちに発言して党内の不満分子や、財務省の反発を退け 政局の流れをリードする役割を担ってきた。これによりポスト安倍を狙う勢力の動きも封じ込められたといっていい。

 

★安倍にとっては党内政局をまとめ上げる最高の懐刀といえる。「今これをできる政治家は二階しかいない」とは党内の一致した見方だが、党人事や内閣改造を前に、今度は安倍が二階と二階派に“返事”をする番になる。(K)※敬称略

–<ここまで>–

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

関連記事はこちら

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

ggg1_0
影山一樹
Twitter