麻生太郎副総理兼財務相は17日、北海道小樽市での自民党会合で、「90になって老後が心配とか訳の分からないことを言っている人がテレビに出て いたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と発言した。消費拡大が経済の浮揚につながるとの文脈での発言だが、高齢者の侮蔑とも受け止められかねず、論議を呼ぶ可能性がある。参院選を控え野党の批判も避けられない。

 

麻生氏は、国内で1700兆円を超す個人金融資産があるとして「みんながじーっとしているのが、今最大の問題だ」と指摘。「あったらその金は使わなきゃ、何の意味もない。さらにためてどうするんです。さらにじーっと眺めているわけですか」と話した後、冒頭の発言をした。

 

さらに「私のばあさんは、一切貯金はせず、金は息子と孫が払うものと思って、使いたい放題使ってました」と話した。

 

麻生氏は13年1月、終末期医療に触れた際、「政府の金でやってもらっていると思うと、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうと か、いろんなことを考えないといけない」と発言。その後、発言を撤回した。14年12月の衆院選中には、少子高齢化に伴う社会保障費増に関し「子どもを産まないのが問題だ」と発言。後日、誤解を招いたと釈明した。