【大炎上】DeNAが運営するキュレーションサイト『WELQ(ウェルク)』など10サイトが閉鎖 そもそも何が問題だったのか?

この記事は2分で読めます

2016年12月7日、株式会社DeNAのキュレーションサイト『WELQ(ウェルク)』が内容の信憑性や無断引用について指摘を受けた問題で、DeNAの代表取締役社長・守安功氏らが記者会見を開き、「当社のサービスを使っている皆様、取引先、株式投資家、全ての関係者に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪しました。

 

会見では、守安氏が「今後、外部の有識者などから成る第三者委員会を設置して、抜本的な原因を究明する」などと説明しましたが、事業責任者である村田マリ氏は登壇しませんでした。

 

『WELQ』を含めた同社が運営しているキュレーションサイト10サイトはすでに非公開になっています。

 

そもそも、同社のキュレーションサイトの何が問題だったのでしょうか?

 

①他のサイトから記事を引用し、改変。引用元の記載をせずに公開していた。

他の個人ブログなどから記事を引用し、それを自社の記事として公開していました。

 

その際に、引用元を併記せず(もしくは目立たないように記載)、引用元の記事には記載されていない内容が追記されていたり、内容が改変されていたりします。

 

また、記事に掲載されている画像についても引用元のサイトから直リンクで引用されています。

 

※『直リンク』とは、自身のサイトで直接画像をアップロードすることとは異なり、引用元の画像のアドレスを直接貼り付けることです。

これによって、『WELQ』などのサイトを開いた場合に、画像の表示の処理をDeNAのサーバではなく、引用元サイトのサーバが負担することになり、引用元のサイトが重くなってしまいます。

 

②内容の信憑性が低い。閲覧者の不安を煽る内容も。

『WELQ』などのDeNA社が運営するサイトは『医療系専門サイト』などといった肩書で運営されていましたが、その内容についても嘘と見られるものがあることが指摘されています。

 

記事では、「死にたい、消えたいと思ってしまう深層心理」として、「承認欲求が強い」「責任感が強い・真面目」「一貫性がない」などをあげており、24日までは、転職サイトの自己分析サービスのアフィリエイト広告を掲載していた。

この記事について、SEO(検索エンジン最適化)専門家の辻正浩さんは、「非常にセンシティブなため全力で配慮するべき[死にたい]等の検索で上げるモラルの無いSEOを行っている」「本当に悩んでいる人が読むと追い込まれる内容をメディアが公開している」「それを使ったマネタイズというモラル無い行為」などの問題を指摘。

 

【参考】

『「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け』・ITmedia

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/26/news117.html

 

同社の他のサイト『Find-Travel(ファインドトラベル)』(旅行系サイト)や『MERY(メリー)』(女性向けサイト)などの分野ならまだしも、『WELQ』は「医療系」を謳っているため、その内容に嘘があり、それを基に閲覧者がアクションを起こしてしまうと、最悪取り返しのつかない事態に発展してしまいます。

 

しかも、それを企業単位で行っていたことも問題で、プロを名乗りながら素人知識で記事を書いていたことになります。

 

③ノルマを課して記事をインターン生に書かせていた。

同社のサイト『MERY』ではインターン生に記事を書かせていたこと、「90分に1記事」などのノルマが課せられてアルバイトのように使われていたことが『withnews』さんの取材でわかりました。

 

【参考】

『「MERY」記事量産の現場 「90分に1本のノルマ」インターンが証言』・withnews

http://withnews.jp/article/f0161209003qq000000000000000W00h10301qq000014399A

 

その取材によると、インターン生を時給1,000円程度の安価な労働力として見ていたということになります。

 

同社の業績が落ち込んでいることと関係しているのでしょうか?

 

いずれにしろ村田マリ氏の責任については今後も追及されそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

関連記事はこちら

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

ggg1_0
影山一樹
Twitter