【北朝鮮】またしても弾道ミサイルを発射 日本海に落下

この記事は3分で読めます

2016年8月24日午前5時29分ごろ、北朝鮮東岸から1発の弾道ミサイルが発射され、およそ500キロ飛翔して日本海に落下したと推定されました。

 

防衛省は発射された弾道ミサイルが、『SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)』と考えられると発表しています。
『北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル発射か 日本海に落下と推定』・NHK NEWS WEB

 

–<記事引用>–

防衛省によりますと、北朝鮮は24日午前5時29分ごろ、北朝鮮東岸のシンポ(新浦)付近から、1発の弾道ミサイルを東北東に発射したもようで、弾道ミサイルは、およそ500キロ飛しょうし、日本海に落下したものと推定されるということです。

防 衛省は、現在、詳細を分析していますが、これまでの北朝鮮の弾道ミサイルの開発の動向や、発射地点がSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載する潜水艦の 配備基地付近であることなど、情報を総合的に勘案すると、発射された弾道ミサイルは、潜水艦発射弾道ミサイルと考えられるということです。

これを受けて、稲田防衛大臣は引き続き、情報収集と警戒監視に万全を期すよう指示し、防衛省では関係幹部会議を開催するなど対応に万全を期すとともに、情報の収集と分析、警戒監視に全力を挙げることにしています。

防衛省は、今回、潜水艦発射弾道ミサイルがおよそ500キロ飛しょうし、日本の防空識別圏に落下したとみられることから、北朝鮮のミサイル開発の技術が進展しているとして、詳しい分析を急ぐことにしています。

米国防総省もミサイル発射を確認

アメリカ戦略軍は日本時間の24日午前5時29分ごろ、北朝鮮が、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射したと発表しました。
それによりますとミサイルは北朝鮮が開発している潜水艦発射弾道ミサイルKN11とみられ、シンポ付近の沖合から発射され、500キロ近く飛行して日本海に落下したとしています。

アメリカ軍は弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の動向に警戒と監視を強めており、発射や飛行の状況をさらに詳しく分析しています。
これについてアメリカ国務省は「国連安全保障理事会の決議違反であり、強く非難する。このような挑発的な行動の責任を取らせるため、国連の場で問題を提起したい」というコメントを出しました。

北朝鮮 弾道ミサイル開発加速か

北朝鮮はSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルについて、去年5月に発射実験を行い、北朝鮮の国営メディアは開発を進めていることを明らかにしました。
この時の飛しょう距離は100メートル程度だったとみられています。去年11月にも発射実験を行いましたが、失敗したとみられています。
北朝鮮はことしに入ってからも相次いで発射実験を行っていて、4月にはおよそ30キロ、先月には数キロ飛んだとみられています。

一方、今回はミサイルがおよそ500キロ飛しょうし、日本海に落下したと推定されていて、これまでの飛しょう距離を大幅に上回っています。
また、ことし6月には北朝鮮が新型の中距離弾道ミサイル、「ムスダン」とみられる2発を発射していて、北朝鮮は弾道ミサイルの開発を加速しているとみられています。

官房長官「深刻な脅威」

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「北朝鮮のミサイル能力の向上を示すものであり、わが国および地域の安全保障に関する深刻な脅威であるだけでなく、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為だ」と指摘しました。
そのうえで菅官房長官は「国連安保理の場を含め、米国、韓国をはじめとする関係国と緊密に連携し、強く自制を求めるとともに、いかなる事態にも対応できるよう、緊張感を持って必要な対応に万全を期す」と述べました。
また、菅官房長官は記者団が「ミサイルのおおよその落下位置は特定できているのか」と質問したのに対し、「そこは特定はできている」と述べ、ミサイルの部品の回収に努める考えを示しました。

韓国統一省「朝鮮半島の平和と安定脅かす」

北朝鮮が24日朝、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射したことについて、韓国統一省のチョン・ジュンヒ(鄭俊煕)報道官は定例の記者会見で、「核とミサイルによる挑発を繰り返しながら、朝鮮半島の平和と安定を脅かしていることを強く糾弾する」と非難しました。

ま た、韓国外務省も声明を発表し、「国際社会のたび重なる警告を無視し、国連安全保障理事会の決議に違反して、核実験や弾道ミサイル発射を相次いで行ったう えに、再びSLBMを発射したことを強く非難する」と述べました。そして、「厳しい経済難を無視して核・ミサイルの開発だけを追求するのなら、さらに厳し い制裁と外交的な孤立を招き、自滅を早めるだけだと気付くべきだ」と強調しました。

中国外相「自制を保つことを望む」

北 朝鮮が24日朝、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイル1発を発射したことについて、中国の王毅外相は報道陣の取材に対し「われわれは当然、情勢をさらに複雑 にしたり緊張させたりすることを望まない。中国の立場は変わらず、北朝鮮の核ミサイル開発に反対している」と述べ、さらなる挑発をしないよう北朝鮮に自制 を求めました。
そのうえで王外相は「われわれは、各国にも自制を保つことを望む」と述べ、24日に東京で開かれる日中韓3か国の外相会議でもこの問題を取り上げる考えを示しました。

–<ここまで>–

 

また、安倍首相からもこの事態への対応の指示が出ています。

 

『北朝鮮弾道ミサイル発射に関する総理指示(5:35)』・首相官邸

 

–<HP引用>–

北朝鮮弾道ミサイル発射に関する総理指示(5:35)

 

  1. 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
  2. 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
  3. 不測の事態に備え、万全の態勢をとること

–<ここまで>–

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

関連記事はこちら

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

ggg1_0
影山一樹
Twitter