【著作権侵害】映画『君の名は。』をネット上に無断公開で書類送検 違法動画の視聴も著作権侵害になるのか?

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2016年11月4日、アニメ映画『君の名は。』をインターネット上に無断公開したとして、神奈川県警は著作権法違反の疑いで神奈川県藤沢市の無職男(54)を書類送検しました。

 

【参考】
『「君の名は。」ネットに無断公開 著作権法違反で書類送検』・共同通信

 

違法動画のアップロードが著作権侵害に当たるとして、今回の書類送検に至ったわけですが、これらの動画を視聴する側も著作権法違反になるのでしょうか?

 

1.違法動画のダウンロードはどれぐらいある?

日本レコード協会の調査によると、以下のようになっています。

 

・2012年4月~2012年9月:188,073億ファイル

・2012年10月~2013年3月:145,532億ファイル

・2013年4月~2013年9月:149,254億ファイル

 

2012年10月に著作権法改正が施行されたため、改正以前に比べると若干ダウンロード数は減っています。

 

【参考】

『違法配信に関する利用実態調査【2013年度版】』・日本レコード協会

http://www.riaj.or.jp/f/pdf/report/web/140306_report.pdf

 

2.違法動画を視聴した場合の違法性

著作権者に無断で音楽や動画をインターネット上にアップロードすることは、刑罰として、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方)が科されています。

 

それに対して、違法にアップロードされた音楽や動画をダウンロードすること「個人的に利用する目的であっても、違法配信であることを知りながら、音楽や映像を録音または録画(ダウンロード)する行為が、2年以下の懲役または200万円以下の罰金(またはその両方)の刑罰が課される」とされています。

 

ただし、違法動画のダウンロードについては、『親告罪(被害者である著作権者からの告訴が必要)』となっています。

 

また、違法動画や音楽の視聴(ダウンロードを伴わない)に関しては、録音・録画が伴わないため違法ではなく、刑罰の対象とはならないとされています。

(閲覧時の一時保存ファイル(キャッシュ)も同様に違法ではない)

 

つまり、「違法にアップロードされたことを承知でダウンロードした場合は違法となるが、視聴のみの場合は違法ではない」ということになります。

 

ダウンロードのみが違法になる理由としては「動画や音楽の複製に当たり、権利者の許諾なしに行ったことになるため」とされており、「視聴のみの場合は複製に当たらない」とされているためです。

 

しかし、違法動画の視聴に関して「違法ではないから正当化する」というのは非難されても仕方がないですね。

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